簡単な草堆肥の作り方

堆肥

前回は非常に簡単な草堆肥のつくり方を書きました、今回も引き続き草堆肥の作り方をお伝えしたいと思います。

草堆肥づくり

少しだけ本格的に草堆肥を作ってみたいという方は、以下の方法を試してみてください。

夏のイラスト「サングラスの太陽」

つくる時期は春先から夏に作り始めることをオススメします。真冬だと微生物の動きが止まってしまい、堆肥化までに時間がかかります。

作り方は以下です。

【20cmほど草の高さに草を積んだら、米ぬかを1~2握りほど振りかける、水をじゃぶじゃぶかける、草の上に乗って全体を足で踏んで行く】【その上にまた草を20cmほど積む、米ぬかを1~2握りほどまぶす、水をじゃぶじゃぶかける、草の上に乗って足で踏みつけて行く】この繰り返しで1m程の高さまで草を積んでください。積み終わったら、ブルーシートで覆って、ブルーシートが風で飛ばないように石などの重しを置いていってください。

うまく発酵させるコツ

堆肥作りのコツは、【水をかけること+米ぬか少々+足で踏み固める】の3つです。

米ぬかと水を混ぜるのは発酵を促すため。足で踏みつける目的は草と米ぬかが密着していた方が発酵がよく進むからです。

水がないと微生物が元気に働くことができません。上記の3点だけ気をつけてもらえれば堆肥作りはそう難しいものではありません。

その後の経過を観察

虫眼鏡を持った男の子のイラスト

堆肥を仕込んだら、2週間後くらいに一度ブルーシートをはがして確認してください。山積みした際に、大量の水で濡れていたはずの草が乾燥していると思います。なぜ乾燥するのかというと、発酵時に熱を出すからです。発酵熱により水分が蒸発してしまいます。発酵熱があるということは微生物が元気に動いてくれている証拠なので良いことです。

ブルーシートをはがして状態を確認したら、草を混ぜてください。まだ2週間ほどでは草の原型が残っているので混ぜにくいかもしれませんが、混ぜてあげることでさらに発酵が進みますので大切な作業です。

下の草を上に持ってきて、上の草を下に移動させるイメージで混ぜましょう。その際に、カラカラに乾いていたら水をかけてください。水がないことには発酵が進みません。米ぬかを少量振ってもいいです。(※米ぬかを大量に与えてしまうと、発酵ではなく腐敗(米ぬかが腐る)してしまうこともあるので、初めにやった米ぬか程度の量にとどめておきましょう。全体で5掴み程度)水を補給したらまた全体を足で踏んで、ブルーシートで覆えばOKです。

次は、1ヶ月後にブルーシートをはがして様子を見てください。草の山の高さも最初の半分位になっていると思います。徐々に発酵熱も落ち着いてきますので、この時は水分が残っているかもしれません。草に水分が残っていたら水は与えずに、混ぜるだけでOKです。乾いていた場合は、水を与えてブルーシートで覆いましょう。

その次はまた一ヶ月後、その次はまた一ヶ月後、といった間隔で草を混ぜていけば大丈夫です。この時点では発酵熱も無くなっているので、水もやる必要はなくなっているはずです。(もし乾いているようであれば水を与えてください)

ガーデニングのイラスト「水やりをする女性」

こうして半年もすると、草の原型がないようになっているはずです。これで自家製堆肥の出来上がりです。

微生物が堆肥をつくる

余談ですが、堆肥を仕込んで2~3日後に草の中に手を突っ込んでみると面白いです。うまく発酵が進んでいると50℃ほどに温度が上昇している場合もあります。白カビが生えて湯気が立ち上りホカホカです。白カビが発生している時はいい状態です。緑や黄色のカビは発酵より腐敗へと向かっている可能性があります。もし緑や黄色のカビが大量に生えていたら失敗です。

堆肥作りは微生物がいない事には始まりません。微生物は米ぬかや草をパクパク食べて、分解・発酵させて堆肥化してくれます。微生物にとって快適な状態(食べ物や適度な水分)を作ってあげることが堆肥作りにも野菜作りにも重要です。

食物連鎖のピラミッドのイラスト

失敗してしまったら

もし、緑や黄色のカビがたくさん発生して、くさい匂い(不快なにおい)がしていたら残念ながら失敗です。

カビたパンのイラスト

その際の対処法は、ブルーシートをはがして、雨ざらしにし1年以上その場に放置しておくと堆肥化します。一年以上雨ざらしにされた草はいい匂いになり堆肥となり、緑や黄色のカビは消えているはずです。

うまく発酵させると短期間で堆肥化します。しかし、発酵ではなく腐敗させてしまった場合は、時間がかかりますが最終的には堆肥化します。

発酵して堆肥になるか、腐敗して時間をかけて堆肥になるか、時間の違いです。腐敗している状態の草堆肥を畑に入れてしまったら病害虫の原因となってしまうので、腐敗してしまった際は、充分時間をかけて、腐敗菌がいなくなってから畑に入れましょう。

何事もチャレンジ

文章にすると難しいように感じるかもしれませんが、実際にやってみると難しいことはありません。一度は自家製堆肥を作ってみるのもいいかもしれませんね。ぜひチャレンジしてみてくださいね。

起業家のイラスト(男性)

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