草の利用法

堆肥

前回は、畑で直接、堆肥化する草の利用方法をお伝えしました。今回も引き続き、草の利用方法をお伝えしたいと思います。

草の成長

霜が降りる時期(11月~2月)は霜に当ると草はほとんど成長しません。霜に当たって枯れる草もあります。

寒い外のイラスト

しかし、人間がTシャツでいいような時期(5月~9月)には草はぐんぐん成長します。雨が降って晴れが続くと、一日に数cm伸びている草もあります。

暑い日に外回りをする女性会社員のイラスト

草を使って作業軽減

その夏の時期には野菜もぐんぐん成長します。夏の野菜の代表といえば、トマト・ナス・ピーマン・きゅうりなど実を食べる野菜です。

なすとキュウリの精霊馬のイラスト(お盆)

この野菜たちは、夏野菜というくらいですから暖かい気温でよく育ちますが、【高い気温+水】の条件が揃ってからこそぐんぐん成長します。

また、【ナスやキュウリは水で太らせる】と言われるぐらい水を必要とします。(トマトはじゃぶじゃぶ水を与えるよりも、適度に水を切って育ててあげるほうが喜びます)

夏は、温度が高いので土の水分もあっという間に蒸発してしまいます。そこで草の登場です。

真夏には水やりをしても一日で土が乾いてしまいます。土を乾きにくくするために草を野菜の株元に敷き詰めてあげると、土に直接日光が当たらないので水分の蒸発を防ぐことができます。また、真夏の30℃を超えるような日差しでは暑くなりすぎるので、草を敷くことで高温になりすぎることを防ぐことができます。

土に日光が当たるようなむき出し状態では、夏場は毎日水やりをしなければいけませんが、株元を草で覆ってやると水やりをする手間をぐっと減らすことができます。(家庭菜園やプランター栽培をされている方にもオススメです。)

いいことだらけ

方法はとても簡単です。畑の周りに生えている草を刈ってきて、野菜の株元から直径50cm程の範囲に草を敷き詰めてあげるだけです。

ぎっしり敷き詰めてあげれば、その分水分の蒸発を抑えられます。刈った草をすぐに敷き詰めてもいいですし、草を刈った後、草を乾燥させて敷き詰めても大丈夫です。どちらでもいいです。(草を刈った場所から畑までが遠い場合は、草を刈ってその場に1週間ほど放置しておくと乾燥して草が軽くなっているので運ぶ時に楽です)

草を刈って捨てる手間も省けますし、水の蒸発も防ぐことが出来るし、地温が上がりすぎることも防げます。一石三鳥です。

野菜を収穫してしまった後は、敷いた草はそのまま土と混ぜてしまえば、次回の野菜のための栄養となります。一個追加で一石四鳥です。

一石二鳥のイラスト

草を刈って畑に持ち込むという手間がかかりますが、草を使えば、良いことづくめなので今年の夏は試してみてください。家庭菜園の方には特にオススメの方法です。

草堆肥のつくり方

前回から耕作放棄地の草を直接土に混ぜたり、株元に草をかぶせたりといった方法をご説明してきましたが、畑の外で草を簡単に堆肥化させる方法もあります。

【刈った草はあるが、すぐに畑に入れる予定がない】といった場合は、畑の外で草堆肥を作っておいて、植え付けの時期が来たら堆肥として入れてしまいましょう。

草堆肥のつくり方は非常に簡単です。【刈った草を一箇所にまとめて積んで雨ざらしにしておく】これだけです。

半年~1年も放置しておくと堆肥化しています。表面の部分は草の原型が残っているかもしれませんが、中の方の草は黒・茶色になっていい香りのする堆肥となっています。それを畑に入れてあげればOKです。1mの高さに草を積んだとしても、堆肥化した頃には30cm以下の高さになっていると思います。

この方法が一番簡単で失敗の無い草堆肥の作り方です。草の有効利用に興味を持たれた方は、草堆肥作りにぜひチャレンジしてみてください。

次回の記事では、もう少し上級者向けの草堆肥の作り方を解説していきます。

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