耕作放棄地は宝かもしれない

耕作放棄地

耕作放棄地とは

耕作放棄地とは、農作物が1年以上作付けされず、農家が数年の内に作付けする予定が無い田畑、果樹園のことです。

ジャングルのイラスト

私は、5000㎡ほどの耕作放棄地を借りて就農しました。

耕作放棄地を畑に復活させる!と聞くと、

・耕作放棄地だと、上手く野菜が育たないのではないか?

・あらかじめ畑として、使われていた畑のほうがいいのではないか?

と思われる方もいらっしゃると思います。

 

耕作放棄地の土は最高

この土の力ですが、

【畑として何年も使われていた畑】

【何年も耕作放棄地となっていた畑】

では、耕作放棄地の方が土の力は強いです。

例えば、トマト・なす・ピーマンなどのナス科の野菜は、

毎年毎年同じ場所に植えていると、土中の微生物が減り、また微量要素と呼ばれる作物に必要な養分の不足が起こります。

その結果、土の中のバランスが崩れて、【連作障害(れんさくしょうがい)】というその野菜の病害の原因となる病原菌や害虫が多くなってしまいます。

トマトなどのナス科の野菜は、一度植えると、その次に植えるのは3~5年は空けたほうが良い、とされています。

しかし、これでは、普通のトマト農家さんやナス農家さんは、3~5年に一度しか野菜を育てることができなくなってしまいます。

そのため、土中に殺菌剤を打ち込んだり、農薬などで虫を抑え込む必要があります。

毎年毎年、ハウスの中の土を買ってきて、土を総入れ替えされている農家さんもたくさんいらっしゃいます。

私は、前年まで野菜を育てていた畑を借りて、野菜を育てるよりも、

数年間放置されていた耕作放棄地を借りたほうがいい野菜ができると思っています。

私の思う、いい野菜とは病気や虫の発生も少なく、それに加えておいしい野菜のことを指します。

微生物たちが土のバランスを整えている

何年も放置されていた耕作放棄地の土の中では、微生物達や、ミミズなどの小動物たちがせっせと働いてくれていて、土のバランスを最高の状態に整えてくれています。

山に生えている木や花、木の実が、虫などに食べられているのを見たことありますか?

ほとんどの方は見たことないと思います。私は見たことがありません。

山の中は、人の手の入っていないため、バランスの良い土の状態になっているのです。そのため虫や病気も無く、草花・木・木の実が、虫に食い尽くされることなく生えているのです。

自然の山の状態に最も近い農地が、耕作放棄地なのです。

【微生物やミミズなどの小動物たちが土作りをしてくれている】ということです。

耕作放棄地では、微生物やミミズたちが土作りをやってくれているので、私たち人間は、荒れてしまった耕作放棄地を農地として利用するために、上部に生えた草を刈り倒し、その草を土にすき込み、その草をまた微生物たちがせっせと食べ、分解し、数ヵ月後に野菜の植え付け・種まきをするという流れです。

野菜農家のイラスト(農業)

耕作放棄地を開墾した一年目から、美味しい野菜ができますよ。

 

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