はじめまして、こんにちは、田中です。
このブログを開いてくださったあなたは、
- 将来への不安が次から次へと湧いてきて眠れない。
- 未来に希望が持てず不安で怖い
- 寝ようとしたらマイナスなことばかりが頭を駆け巡って眠れない
など、ベッドの中で不安いっぱいのままこのページを開いていらっしゃるのかもしれませんね。
私もそのような時期がありました。
本当に辛く、毎日毎日眠れませんでした。静かな夜がとても怖かったのを覚えています。
しかし、現在はそのような感情をうまくコントロールし毎日快適に過ごせています。
最後までお読み下されば、必ず不安が軽減されていることだろうと思います。
この記事では、あなたの不安を取り除くための方法・対処法をお伝えしたいと思います。
不安という”思考の癖”を意識する
私たち現代人は、スマートフォンの普及により、SNSを通じてたくさんの情報を得るようになりました。
また、職場や友人との会話の中でもたくさんの情報が入ってきます。
本当に便利な世の中になりましたが、その情報に、自分が気づかないような無意識レベルで反応してしまっています。
私たちは情報を得たときに、無意識に「自分と相手とを比べる」という行為をしてしまっています。
無意識に他人と自分を比べてしまう
職場や友人との会話の中で
「○○さん、結婚するらしいよ~」などと、聞いてしまうと、
独身の人は「私は○○歳なのに、まだ独身だし・・・」と、本人が意識していなくとも無意識に心の奥底で反応してしまっていることがあります。
「○○さん、今度、家を建てるらしいよ~」
「○○さん、株式会社○○に就職決まったらしいよ~」
「○○さん、今度、○○に旅行に行くらしいよ~」
などと聞いた場合、無意識のうちに、あなたは「(私はこんなに頑張っているのに!私は全然ダメなのに、みんなすごいな…)」と思考が反応してしまっていることがあります。
意識していなくても、無意識に”取り残された気分”になってしまいます。
私はずっとそうでしたから、みなさんの気持ちがとてもよくわかります。
そうやって育てられてきたから
では、なぜ無意識に”他人と比べてしまう”のでしょうか。
私たちは学生時代、「(全校集会などでは)身長が低い順に並ぶ」「足が速い人はチームの代表になる」などなど、こちらが意識しなくても先生たち、もしくは大人たちが”勝手に比較して私たちを振り分け”ていました。
それは悪気があって振り分けていたわけではなく、「背が高い人が一番前にいると、後ろの人が見えないし」など、ただ”分けやすいから”ってことだけですよね。
しかし、子供の頃の私たちには”大人が下す判断は絶対”という謎の認識がありましたよね。
子供から見てみたら、”大人は完璧な存在”に見えてしまいますものね。
いざ自分が大人になってみると、大人になった自分がどれだけ完璧な存在ではないのかわかりますよね(笑)しかし、子供から見たら私のような大人でも”大人=完璧な存在”に見えるものです。
話は戻りますが、子供の頃に植え付けられたそういった意識は、大人になってからも無意識に”他人と自分を比べる”というところにつながっているように思えます。
思考の癖はある
先ほど述べたような、”他人と自分を比べる”という行為は、子供の頃から培ってきた、思考の”癖”です。
この”思考の癖”は私がそうだったように、治すことができます。
無意識に比べてしまうのは”思考の癖”です。
他人を見て、「○○さんと比べて私は劣っているな~」と思ってみたり、
また逆に、
「○○さんに比べて、ここは私のほうが優れている」などと考えることはありませんか?
他人のSNSを覗いた時なども、見た瞬間に、他人と自分を比較し、考えてしまっていませんか?
こうやって人と自分を瞬時に判断してしまうことを”思考の癖”と私は呼んでいます。
思考の癖を利用してしまっている
この”思考の癖”が大人になっても抜けきれない原因は、他人と自分を比べて”安心感を得よう”としているだけです。
厳しいことを言うことになりますが、
不安がある人は「私はあの人よりも優れている」と思って生きていくほうが楽なので、”他人と自分を比べるという思考の癖”を(無意識)に利用し優越感を持って生きていこうとしているのだけなのです。
しかし、世の中は広いので、自分より優れている人はたくさんいます。
それはもうあなたが世界一になるまでその”思考の癖”は続くはずです。
何の世界一になるのか…という謎のゴールに向かって進んでいるようなものです(笑)
エンドレスに進むだけです。そして、他人と自分を比べて、一喜一憂しています。
その思考の癖から抜けきれずにいると必ず他人と自分を比べて「自分は劣っている…、ダメな人間なのかもな…」と最後は”不安”に着地してしまいます。
不安になるのは悪ではない
”思考の癖”によって、不安になってしまうということをお伝えしましたが、それでは”不安になる”ということは悪いことなのでしょうか?
私は不安になることは悪いことだとは思いません。
不安になる人は「責任感が強く、向上心が強い」と言われています。あなたはステキな人なのです。
不安を感じることはステキな事です。
切り離して考える
不安になるのは悪くないと書きました。はい、本当です。不安は悪いことではありません。
では、何が悪いのかというと、「不安を感じている”私”ってダメだな…」って思っていることがよくありません。
”不安な事”と”あなた”はまったく別モノと考えてください。
いいですか?
ここ大事なとこなんでもう一度言いますよ!メモる準備はいいですか?(笑)
”不安な事”と”あなた”は完全に別として考えてください。
いくつか例を挙げます
会社で上司から失敗してしまい怒られて明日も不安になっているとします。
それは、上司から”怒られたあなた”が悪いのではありません。”失敗”があって上司が怒った”だけ”です。ミスに対して怒っただけで、あなたに対して怒ったわけでありません。
借金があって不安な気持ちになっているとします。
”借金がある私”がダメなのではありません。ただ”借金”と”あなた”がいるだけです。
独身で将来結婚できるか不安になっているとします。
”独身のあなたがダメ”ということではありません。ただ”あなた”が”独身”というだけです。
名詞と名詞を分けるのです。
「○○な私」と”不安な事柄を形容詞”にして”私”とくっつけるという癖を止めましょう。
なぜこのように別々に分けると良いのか をこのあと説明します。
まずは、日々の”思考の癖”によって、今、視野が狭くなっている状態だと認識してください。
不安は本能
不安になるのは、”人間の本能”です。
まだ人間が今のような生活をするようになるずっと前を想像してみてください。
電気や食料も十分に行き渡っていない時代です。原始時代を想像してもいいでしょう。
その頃、人間は”飢え”が一番の恐怖・不安でした。
”動物を捕まえたり、木の実を拾ったりして飢えないように生きる”ということを第一に考えて生きてきました。
現代社会のようにモノがあふれて”飢える”という心配が無くなったのは、長い人類の歴史で、ここ数十年だけです。
それ以前の数百万年もの間、人はいつ食料が途絶えるかという”飢えへの不安”や”外敵からの攻撃による生命の危機”という恐怖を抱えて生きてきました。
そのため、”不安”と”恐怖”というのは人間に備わっている本能なのです。
不安がなかったら生きていられなかった
上記に書いていたように、数万年もの間、DNAに組み込まれている”不安になる”という本能を、ここ数十年で書き換えることは難しいので一旦、受け入れてみてください。
それから、想像してみてください。
原始時代に、”不安”という感情が無いあなた がいるとします。
あなたには、”不安”や”恐怖”がないので、一人で夜の草原や山道をガンガン歩いています。
周りには、トラや熊などの野獣がたくさん潜んでいます。
しかし、あなたには”不安”や”怖い”という感情が一切ないので平気な顔して歩いています。
その後、あなたはどうなるでしょうか?
襲われて終了~。ですよね?(笑)
人の歴史では、”イケイケどんどん”では、生きることが困難な時代が長かったのです。
不安や恐怖心があるからこそ、「ここは一人でウロウロしてはいけない」という発想が出てきます。
もう一つ例を挙げると、
原始時代、あなたが、山の木の実を食べて生活してるとします。
しかし、あなたのまわりの木の実はほぼ食べ尽くしてしまいました。
あなたに”将来に対する不安”がなかったらどうなっているでしょうか?
「まぁ、また木が実をつけるだろ~」と新しい木の実を見つけに行くことなく、その場にとどまっていたら?
飢えて終了~。 ですよね(笑)
ものすごいスピードで車がこっちに向かってきます。
あなたが恐怖を感じなかったら? 避けるという行動には移らないですよね。
このようにして、人は”不安”と”恐怖”の感情と共存し命をつないできたのです。
”不安”と”あなた”は別のもの
前の前の章で、「○○な私」と”不安な事柄を形容詞”にして”私”とくっつけるという癖を止めましょう。と書きました。
ここでは、なぜ”不安な事柄”と”自分”を別々にすると良いのかを説明します。
”不安”いうのはただの感情です。防衛本能です。
不安=防衛本能
ということも覚えておいてください。
「○○(不安な事柄)だから私ってダメだ」って考えるのではなく、”不安な事柄”と”私”は切り離しましょう。
将来の不安にはたくさんの種類があるでしょうから、ここでは例をひとつに絞ります。
このまま安い賃金で仕事を続けて大丈夫なのか?とお金の不安がある方を例に取ってみます。
”給料の安い仕事(お金の不安のある仕事)をしている私はダメだ”というふうに考えないようにしてください。
”給料の安い仕事”と”あなた”は完全に別物と考える癖をつけましょう。
あなたは少しも悪くありません。
もし、原始時代だったら、、、と考えてみてください。
”給料の安い仕事”=”木の実があまり採れそうにない場所”
”木の実があまり採れそうに無い場所”が目の前にあったら、あなたはどうしますか?
そうです。移動しますよね?
場所を移動することは悪いことですか?
悪くないですよね。不安という防衛本能が働いてくれて、「ここにいたらまずいぞー」って教えてくれているのです。
上司がものすごく厳しくて明日も怒られるのではないか。という不安があったとします。
例えると、
もう人間の力ではどうしようもない凶暴な熊が目の前にいるのが見えています。
”怖い”という防衛本能が働きますよね。目の前に凶暴な熊がいるにも関わらず、向かっていく人はいるでしょうか?
向かって行ったら答えは見えています。
そうならないように、作戦を立てて逃げたり、その道を避けて通ったりしますよね。
逃げる=悪いこと
という思い込みは捨ててください。
”逃げる私はダメ”とここでも”逃げる”を”あなた”の前につけないようにしてください。
思考の癖で、”逃げる私はダメ”って思考になってしまいますよね。
目の前に、凶暴な熊(上司)がいたら、誰でも逃げますから(笑)
毎日体を鍛えている格闘家でも、熊には勝てませんよ。
”逃げる”や”作戦を立てる”というのはとても賢い人間らしい行動です。
不安は行動するサイン
上記に書いたように、人間は”不安”を感じ、”行動”をすることにより、大きなトラブルを事前に回避してきました。
注目するべき点は”行動することによりトラブルを事前に避けてきた”ということです。
ただし、不安を避けてはいけません。不安を避けているだけでは、トラブルは避けれません。
ここでいう不安を避けるとは、
”不安になっている気持ちを無視する”
”行動もせずに不安の解消を求める”
ということです。
不安を避けるのではなく、不安と共存するのです。
不安と共存するというのは、このような感じです。
「あ~、不安な気持ち出てきてるぞ、これは何かアクションを起こす必要があるな。」と考えるのです。
不安という感情を、自分の持っている最高の”トラブル回避のアンテナ”として利用するのです。
不安と行動はワンセットなのです。
不安な気持ちが出てきたら、「私はどのような行動を取ったら不安が解消されるのか?」と作戦を練るのです。
不安は常にあるもの
現代は”飢える”や”外敵から襲われる”という心配はほとんどなく生活できるようになりました。
しかし、不安という防衛本能は残ったままです。
5年前の不安を思い出せますか? ほとんどの方は思い出せませんよね。
それでは、3年前は?1年前は?
思い出せないとしても、当時は何かしら不安をかかえて生きていたはずです。
しかし、思い出すとなると思い出せません。
このように、常に”不安”はあるものとして考えるしかありません。
髪の毛が伸びるように、爪が伸びるように、意識しなくても、不安は常に顔を出してきます。
不安が出てきたら「これを乗り越えるには私はどのような行動をしていけばいいのか?」というふうに考えて行動するしかありません。
不安を避けたり、不安に支配されないでください。
不安と行動は2つで1セット
忘れないでください。不安と行動は2つで1セットです。
不安になったら、必ず作戦を練って行動してください。
不安がっているだけでは、本能に負けてしまっているだけです。
”不安”にフォーカスするのではなく、不安を解消するためには”どのように行動したらいいのか”ここにフォーカスして、人生の作戦を練ってください。
そして、その自分で考えついた作戦を必ず行動してください。
逃げてもいいですし、戦ってもいいです。他人にアドバイスを求めるのもいいでしょう。
毎日、同じ不安が襲って来るのであれば”あなたは行動をしていない”という証拠です。
何かアクションを起こせば、不安は変わります。
私も不安になる時はありますが、行動を起こす前と後では、不安になっている対象が変わっています。
しかし、行動すればこの不安も取り除かれると経験でわかっているので不安に押しつぶされることは決してありません。
ぜひ、あなたには”思考の癖”があるということに気付いていただきたいです。
また、人間の本能である不安と共存し、不安を避けずに覚悟を決めて行動していただきたいと思います。
忘れないでください。不安と行動は2つで1セットですよ。
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